オレンジジュース

好きなものは好きって言いなよ

まだ夢の途中

4/15朝7時
夜中でもお構いなしにメールを送りつけるあの事務所からの噂に関するようなメールは来ていなくて。
まだなんとなくだるい身体でごはんを食べて、また寝たの。
11時、目覚めてツイッターを開くと、もう、世界は変わっていた。メールを開く。血の気が引くような、一瞬時が止まったような。みごとに思考は停止。嘘でしょ?ほんとに?
噂が本当だなんてまったく思えなかった。
でもそこには関ジャニ∞からのお知らせではなく、メンバーからのお知らせと書いてあった。


『すばるくんがいない関ジャニ∞とは?』
まったくの謎。未知。
できるならそんな未来は知らないまま、こんなこと考えないまま、関ジャニ∞を追いかけて行きたかった。



https://www.oricon.co.jp/news/2109599/

https://www.oricon.co.jp/news/2109600/

https://www.oricon.co.jp/news/2109601/


緊急会見が、現実のものとなる。
つけたテレビの中にはスーツ姿の6人がいた。
こんな時までメンバーはすばるくんを守った。すばるくんを一人にはしなかった。

私はジャニーズに詳しくないから、前例の形式を見たことがない。
でもSMAPと時にこんな会見があった記憶はなく、番組内での発表だったと思う。SMAPですら曖昧なくらいで、NEWSから亮ちゃんが抜けたときやKAT-TUNから3人がそれぞれ抜けた時のことなんてまったく知らない。
だけど、ツイッターに流れてきたのは〔こんな会見をひらいて発表できるなんて恵まれている〕〔彼がどれだけ愛されているかがわかる〕などといった、前例のない出来事であるという言葉の数々だった。

文面だけでの説明だったら、一晩経った今でもイヤイヤ言い続けていたと思う。
でもあの会見を見てしまったら、そんなこと、まったく言えなかった。
1月には意思を固め
2月にはメンバーに告げ
個人でもグループでも話したという。
メンバーは必死で引き止めたという。
それでも揺るがなかった意思を、ファンではなく一人の人間として、格好良いと思ったから。

そして2018年4月15日、すばるくんは、自らの言葉でエイターに説明してくれた。
言葉にしてしまうということは、その発言からはもう逃れられない。責任が生まれ、後に嘘になってしまうかもしれない。そのリスクを彼は嫌というほど理解しているはずで。
妙な憶測や間違った情報が本当の事のように横行してしまう今の世の中に、ファンに向けて正しいことだけを紡いだあの会見を、私はすばるくんらしいと思ったし、隣で見守るメンバーたちを誇らしいと思ったし、あぁ、関ジャニ∞のファンでよかったと、心から思った。


そんな字面だけみればプラスな感情なのに、涙は流れた。

ファンになってもうすぐ丸2年、まだ2年しか経っていないのに、生活の一部になり、生活の目安になり、頑張る目標になっていた。
だから、デビュー当時から応援してきている方は、私なんかよりもっと色んな感情が渦巻いて簡単に飲み込むことなんて出来ないのは容易に想像できることであって。
私の知らない関ジャニ∞渋谷すばるを応援し支えてきてくれてありがとうございましたと伝えたいくらいなのです。


2016年末、すばるくんが四ッ谷の居酒屋でメンバーに向けて発した言葉たち。
そこからの2017年。
見事な音楽イヤーだった。
初めての野外フェス、メトロック。
キッズって、本当にややこしいんです。そんなまったくのアウェーであれだけの熱量をキッズに浴びせ、認めさせたそのエネルギーは、間違いなくすばるくんが中心であったし、「関ジャニ∞っていうアイドルやってます」の言葉に嘘偽りなんて一ミリもなかった。そんなことわかってる。
2017年7月15日から始まった『関ジャニ'sエイターテイメント ジャム』ツアー
たくさんのアーティストから提供された素敵な楽曲を詰め込んだツアー。バンド形態とアイドル形態で初めて2部に別けて新しい関ジャニ∞を見せてくれた。
なぐりガキbeat・奇跡の人・応答セヨ、JAM
シングルアルバムと、関ジャニ∞'sエイターテイメントライブDVD・Blu-ray、それぞれの形態合わせて15枚の作品が、私たちに届けられました。


関ジャニ∞でやりたいこと、出来たんだろうなって。
思っちゃったんだよ。

それでもまだ先があるって、知っちゃったんだろうなって。

確かに見事な音楽イヤーだった。
引き金を引いたのは、本人だったのかもしれないって。

元々音楽が大好きな彼が、関ジャムで影響を受けないわけがないって、思った。


毎回、様々なアーティストだったりスタジオミュージシャン、ジャンル、ダンサーに及ぶまで、本当に幅広く音楽をわかりやすく説明してくれる関ジャム。
テレビでは放送されない情報もスタジオには溢れていて、そんな"プロ"たちに、憧れを持たないほうがおかしいもん。
もっと知りたい、もっと触れたい
一度触れたら、その楽しみを知ってしまったら、音楽を勉強したいっていう気持ちに繋がることなんて容易に想像できちゃうんだ。
私が関ジャニ∞を知りたいと思ったと同じくらいのレベルでそこらじゅうに転がってる、あたりまえの感覚。
すばるくんの「音楽を追及したい」という欲求は、あまりにも素直で真っ直ぐで。

亮ちゃんも言っていたけれど、
ジャニーズでデビューしていて
コンスタントに新曲を出せて
毎年ツアーをできて
テレビもラジオもレギュラーがあって
こんな恵まれた環境に居ながらも、ここを離れてまで勉強すると決めたすばるくんの意思の強さ。
それを嫌だと、言っていいのは、この世に6人しかいないのかもしれない。

アイドルは夢を売る仕事であることは確かで、すばるくんはアイドルだけど、アイドルらしからぬ道をひたすら自分たちの力で切り開いてきた関ジャニ∞だから、これも新しいアイドルの道としていくんじゃないかな。
〔アイドルも夢を追う権利がある〕
だって、"まだ終わらないから"。
"あなたを生きて"ほしいから。


〔消えちゃいそうだったすばるくん〕がここまで登ったんだなって。

屋根の上で見上げる夜空 変わったろ? あの日の僕と

だけど

今だって地上でもがいているんだよ 飽きもせず


不安や恐怖なんて、私たちには到底理解できないほどのものがすばるくんの中にはあるはずなのに、全部置いていく。
空の鞄で旅立つ。親友たちを置いてでも。
男の人にしかわからないのかもしれない。男の人にしかない感覚なのかもしれない。
すばるくんはマイナス美学を知ってしまったから。



関ジャニ∞の楽曲のあちこちに散らばる、聴く人を勇気付けたり、がんばれって背中押したり、鼓舞したり、前向きにさせてくれる歌詞たち。
その歌詞に背中を押された一人の人としてすばるくんがいたんだろう。

胸にheavenly psycho 今は未来に向かう道の途中だ

惹かれたのは ここにある熱いモノが似ているから きっとそうだろう?

時計の針があの頃までもう一度戻ったとしても
きっと同じ道を選んで 悩み歩いてきただろう

苦しむために生きないで あなた自信を愛してくれ

まだ夢の途中 まだ夢の途中
見てみぬふりをしてたら置いてかれるから

行くべき道は そう
君の踏み出した先にある

こんな言葉を嘘にしないためにも、すばるくんには大きくなって日本に戻ってきてほしい。これくらいはいってもいいでしょ?だって好きだから。まるちゃん泣かせたんだから。それくらいの責任はとってもらわなきゃ困る。


すばるくんが辞めようとしている中での『オモイダマ』をメンバーはどんな気持ちで歌ったんだろう。
もうライブの終わりにエイターって呼んでもらえないの?
バンドセットどうなるの?
挙げたらきりがないほどの、未知。

本当はやめてほしくなんかない
寂しい
悲しい
ずっと一緒だと思いたい

だけど、現実は想像を簡単に越えてくる。
関ジャニ∞も、渋谷すばるも、まだ夢の途中
6人になる関ジャニ∞のこれからを応援していきます。
7/15はもうすぐそこまで来ていて、メンバーは新しいスタートに向けて準備を始めてる。
すばるくんの親友として、きっとこれからもすばるくんを心配し続けて、メンバー全体を見守る横山裕がいる。
誰よりも多い仕事こなしながらも、イフオアもレコメンもやめて、グループにかける村上信五がいる。
すばるくんに大好きだと伝えつづける丸山隆平がいる。
すばるくんの穴なんて感じさせないくらい力強く歌ってくれる錦戸亮がいる。
すばるくん以上に音楽が好きでこれからもエイトのために楽曲を作り続ける安田章大がいる。
誰よりもエイトのことを広い視野で見つめ、すばるくんの好きなドラムを叩く大倉忠義がいる。




すばるくんへ

案外どんな夢も叶えられるよ