オレンジジュース

好きなものは好きって言いなよ

ドラマーから見えているものは

12/3の 関ジャム完全燃show はドラム特集とのことで、
凛として時雨ピエール中野さんと
プロドラマーの玉田豊夢さんがゲストで来てくださっていました。


細かいことや技術や専門用語はまーったく知らないけれど、
バンドや音楽のなかで、ドラムがどれだけ重要な役割を果たしているのかは、バンドかじった程度の私にだってわかる。
そして私はドラムが好き。
だから、関ジャムでも言われていた「ドラムは地味」ってのが悔しいんだよね。

単なる好みの次元でもあるけれど
私はほぼギターやギタボには興味がない。
一ミリもやりたいと思ったこともない。(しかし旦那はギタリスト)
めちゃめちゃ失礼でごめんなさいね!
やるならベースかキーボだったし
やりたいランキングも
ボーカル>ベース≧キーボ>ドラム>ギターっていうランクだから!笑
私の中での上物は「曲を覚えるためのメロディー」でしかないのだ。

私の好きな音楽は
ドラムが思いがけないフレーズをぶちこんでくるバンド。
ボーカルの声と歌詞も大事なんだけど、
それよりドラム。
ドラマーの曲の作り方によって曲のイメージってまったく変わってくると思うのです。
ジェットコースターみたいなドラム。

ドラムはまったく地味じゃない!
むしろとっても色っぽいんだよ。



そんなことはどうでもよくてな!

セッションのトリプルドラムがめちゃめちゃ格好良かったんですよほんとに!!
大倉くんと玉田さんが派手に叩いてる横で、ピエール中野さんが職人的に刻んでるのとかめちゃめちゃ格好良くて困った。
それぞれの技が練り込まれていたり、
ブレイクのタイミングばっちりすぎて神がかってたり、
もうなんとも言えない感動でした。
そして、三人三様の音と魅せ方がよく映える譜割りとカメラワーク。ありがとうございます。

そして、渋谷すばるのやばさ。(語彙力皆無)
今回のセッションはGLAYの「誘惑」でした。
元々歌が上手いなんてことは承知の上、
そしてすばるくんの声がロックと相性がいいことも承知の上。
なのに。
歌いこんできてる。これはセッションのために練習してきただけではない。
昔からカラオケやらステージでやら、何度も何度も歌ってきてるものだった。
私ですら歌える曲なんだからすばるくんが歌えるのは当然なんだろうけど。

ツインドラムで歌ったことあるのだけど、後ろからの音圧がすごいんですよ。
そこにベースも加わってくるんだから、ボーカルなんて簡単にかき消される。

たとて譜割りされていて音が薄くなっているところがあったとしても、
PAで調節されているとしても、
トリプルドラムに負けないボーカルってあまりいないと思う。
それに加えて、他人の楽曲を歌ってもカラオケにならない、自分のものにしてしまう歌唱力。


今回のセッションは言葉にできない感動がありました。



関ジャニ∞の楽曲には、“ザ ロック”ってのが少ない。
だからなのか、大倉くんがロックの8ビート叩いてる姿がとても新鮮だった。
とっても格好良かった。

きっと技の部分では大倉くんはお二人より劣るんです。
彼がバラエティーやってる時間にお二人はドラム叩いてるんだもん。


だけど私は、
関ジャニ∞に入るために必死にドラムの練習をして
同じようにベースにしがみついた丸山隆平
左右には、まったく弾けなかったキーボードとトランペットを練習してきた横山裕村上信五がいて
音楽を作り出せる才能を持った錦戸亮安田章大がギターを弾いて
目の前に渋谷すばるという稀代のボーカリストを抱え
歌いながらドラム叩いてる大倉忠義が好き。
お兄ちゃん達の背中を楽しそうに眺めながら
その向こうにはたくさんのファンが見えてる
その場所にいてくれる大倉忠義にとっても感謝してます。


関ジャム完全燃showで以前放送された映画音楽の回でも感じたのだけど、
生活の中には棄てる音楽など1音もない。
バンドにも、棄てる音なんて1音もない。
改めてそう感じました。



椅子に座って前を向けば
ドラムセットがこちらを見ていて
メンバーの背中越しに自分たちの音楽を聴きに来ている人たちの顔が見える。

ドラマーってお得だね、
ぜーんぶ、いいとこ取り!